倉庫より昔の航空情報別冊プラモガイド1963,1964,1968年版を見つけました。1961年に航空情報より「プラモデル読本」がこの種のプラモ紹介の冊子では初め出版されました。それに続いて同じ企画で「プラモガイド」が発刊されて1972年まで続いたそうです。当時はすべて買うだけの余裕はなく、また69年からは大学生にもなりましたので興味が当然違うことに移りました。その結果、中学、高校時代のものだけ残ったわけです。
63,64,68年と順を追ってみるとこの間にキット数の爆発的な増加と、1/32などの大型スケールが発売されたことがわかります。64年版はすっかり擦り切れていますので、熱心に読んだのでしょうか。
右から1963,64,68年版です。
裏表紙も広告なしからモノグラム広告へと変遷します。
63年版の裏表紙はスピットファイアーの各型で、当時はこれだけ改造して美しく塗装されたモデルに圧倒されたものです。それまでは主翼の形がタイプにより変わるなど知りませんでしたのでなおさらでした。
記事も短い紹介だけで写真も不鮮明です。モノグラムSB2Cは初めて海外製品を買った思い出のキットです。
懐かしいマルサンの零式3座水偵、橋本喜久男氏の箱絵は素晴らしいものでした。全翼可動も普通でした。
マルサンF86Dセイバーも全可動、ジェットエンジンつきでしたがプロポーションは大変よかったと覚えています。
63年版巻末の国産キットリスト。マルサン、LS、日摸、三共、三和、ハセガワ、大滝など古くからのメーカーの製品リストはその値段やキットに興味深いものがあります。